コーヒーのカフェインが与える苦みへの影響は実は少ない!?

こんにちは。自家焙煎珈琲豆シロネコの店主シロネコ(夫)です。
コーヒーに含まれる成分でまず思いつくのが「カフェイン」ではないでしょうか?
今日は苦みとカフェインについて書いてみます。
カフェインが含まれるもの
カフェインはコーヒー以外にもチョコレートやお茶、マテ茶、ガラナなどに含まれるアルカロイドで、
これら多くの嗜好品が持つ覚醒作用の本体でもあります。
カフェインは苦いのか?
かつてはコーヒーの苦み成分はカフェインによるものだとされていました。
コーヒーの苦みは焙煎時間が長く深煎りになっていくほど強くなっていくのに対して
カフェインの濃度は変化しないことから疑問視されるようになりました。
カフェインレスコーヒーの登場
カフェインを除去したカフェインレス(デカフェ)コーヒーの登場により
カフェインが苦み成分を補っていることが誤解だと明らかになりました。
カフェインを除いた珈琲豆を深煎りに焙煎するとしっかりと苦みを感じることができます。
実際に当店で取り扱っている
カフェインレス メキシコ/エルトリウンフォ ウォータープロセス
は深煎りに焙煎しているのでカフェインレスですが苦みはしっかりと感じられます。
ではカフェインと苦みは無関係なのか?
その後の研究結果からカフェインにも多少は含まれているものの
コーヒーの苦味全体の1割程度と考えられるようになりました。
まとめ
・カフェインは水にも溶けやすく苦味も含まれているが全体1割程度。
・適度な濃度であれば後に引かないすっきりとした苦みを感じられる。
・カフェイン単独では苦み成分としては弱くコーヒーの多様な苦み成分のうちの1つとして
複雑な味わいに貢献しているのだと考えられている。
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