コーヒー豆の保存、どうしてますか?

――常温?冷凍?ジップロック?それぞれの良さと注意点。

こんにちは、自家焙煎珈琲豆シロネコです。

お客さまからよくいただく質問のひとつに、
「コーヒー豆って、どうやって保存するのがいちばんいいの?」というものがあります。

深煎りの豆ほど香りや風味の変化が気になりやすいので、
保存方法をちょっと変えるだけで、日々の一杯がぐっと美味しく感じられることも。

ここで紹介するのは、あくまでも“より良い保存方法”のご提案です。
本気でやろうとするとちょっと面倒に感じることもあるかもしれませんが、
高温多湿・光・酸素を避けるなどの大まかなポイントだけ押さえていただければ、
十分美味しく楽しんでいただけます。

目次

  1. 常温保存
  2. 冷凍保存
  3. ジップロック保存
  4. 冷蔵保存
  5. アロマブレス付き袋について
  6. シロネコ流おすすめ保存スタイル
  7. 保存方法の比較まとめ

常温保存

コーヒー豆をセラーメイト瓶で常温保存している様子

メリット
・開封後もすぐ使える手軽さ
・特別な準備なしで保管できる
・味わいの変化も楽しめる

常温保存は、毎日コーヒーを飲む方や、2週間〜1ヶ月以内に飲み切れる方に向いています。

保存のポイントは、密閉容器に入れて、直射日光・高温多湿を避けること。

たとえば、開封後の袋をそのまま密閉瓶に入れるのも、
光や空気を遮断できる保存法としておすすめです。

袋ごと保存瓶に入れたコーヒー豆の様子

シロネコでは、保存瓶にセラーメイトの密閉びんを愛用しています。
フタに付いたパッキンがしっかり密閉しつつ、
内圧が高まると自動でガスを抜いてくれる構造なので、コーヒー豆の保存にもぴったり。

デメリット
・長期保存には向かない
・湿度や気温によって劣化スピードが変わる
・豆表面の油が酸化しやすい

冷凍保存

メリット
・劣化をグッと抑えて長期保存できる
・豆の風味をキープしやすい
・一度にたくさん買っても安心

保存時は、1回で使う分ずつ小分けにして、ジップ付き袋や密閉容器に入れて冷凍庫へ。
冷凍した豆は、使用時に解凍せずそのまま挽いてOK。
※粉にしてから冷凍するのではなく、「豆のまま」で保存するのがベストです。

ジップロックに小分けしたコーヒー豆を冷凍保存している様子

デメリット
・解凍時の結露に注意が必要
・小分け保存の手間が少しかかる
・冷凍庫のスペースをとる

ジップロック保存

ジップロックは手軽で便利ですが、実は完全密閉ではありません。
酸素や湿気がチャック部分から少しずつ侵入してしまうため、長期保存にはあまり向いていません。

ただし、1回分ごとに小分けして冷凍する、という使い方にはぴったり。

ポイント
・空気をできるだけ抜いて密封
・開封後はすぐに使い切る
・袋のまま缶やタッパーに入れて“二重保存”もおすすめ
・冷凍時は豆のままで!粉は湿気を吸いやすくNG

冷蔵保存

冷蔵庫は開け閉めが多く、温度・湿度変化も大きいため、結露が起きやすいです。
さらに、コーヒー豆はにおいを吸いやすい性質があるため、
冷蔵庫内の食品のにおいが移ってしまうことも……。

そのため、基本的には冷蔵保存は避けたほうが無難です。

アロマブレス付き袋について

アロマブレス付き袋のバルブ部分のアップ写真

当店のコーヒー豆は、アロマブレス(脱気弁)付きの袋でお届けしています。
焙煎直後のガスを外に逃がしつつ、酸素の侵入は防ぐ構造なので、未開封の状態であればそのまま常温保存で問題ありません。

ただし、豆のガスが抜けきって内圧が下がってくると、
バルブから外気が逆流するリスクもあるため、密閉容器への移し替えをおすすめしています。

シロネコ流おすすめ保存スタイル

よく飲む分は常温で。残りは冷凍で小分け保存。

たとえば1kgの豆を買ったとき、200〜300gは常温のキャニスターに入れてすぐ飲めるようにし、
残りの700〜800gは100gずつ袋に分けて冷凍庫へ。

こうしておけば、常に新鮮な状態で楽しめるだけでなく、
そのときの気分で豆の種類を変える…なんて楽しみ方もできます。

保存方法の比較まとめ

保存方法 向いている人 メリット デメリット おすすめ度
常温保存 2週間〜1ヶ月以内に飲みきる人/日常的に飲む人 手軽に保存できてすぐ使える/味の変化も楽しめる 湿度や高温で劣化しやすく、長期保存には不向き ★★★★★
冷凍保存 まとめ買い派・複数の豆をローテーションする人 長期保存が可能/風味の劣化を防げる 小分けが必要/結露に注意/冷凍庫スペースを使う ★★★★★
ジップロック保存 小分けにして保存したい人・冷凍と併用したい人 手軽で安価/小分けに便利/冷凍にも使える 密閉性がやや不安定/繰り返し使用で劣化 ★★★☆☆
冷蔵保存 どうしても冷凍庫が使えない人(非推奨) 特になし 結露しやすい/におい移りしやすい/風味が損なわれやすい ★☆☆☆☆

まとめ

  • 常温保存:すぐ飲み切る予定なら手軽で便利。味の変化も楽しめる。
  • 冷凍保存:長期保存やストック向き。風味をキープしやすい。
  • ジップロック保存:小分け・冷凍との併用に便利。密閉性には注意。
  • 冷蔵保存:基本はおすすめしません。

自分の飲み方やライフスタイルに合わせて、
お気に入りのコーヒー豆を、最後の一杯までおいしく楽しんでくださいね。

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珈琲豆の小売、卸売。 他にカフェオレベース、ドリップバッグ、リキッドアイスコーヒー、ギフト商品を販売しております。
静岡県榛原郡吉田町住吉188-1
営業時間 13時~18時00分
定休日 月曜・火曜