【東ティモール視察記②】
【東ティモール視察記②】舗装されていない山道を超えて──ディリ到着とレテフォホまでの3時間
インドネシア・バリ島での1泊を経て、いよいよ東ティモールへ入国する日がやってきました。朝6時、ホテルから空港へ向かうためタクシーを呼びましたが、空港が2つあることを知らず、ドライバーから「どっちの空港だ?」と聞かれて大混乱。英語も通じず、ただただ「エアポート!イーストティモール!」と連呼するだけで精一杯でした。
とっさに「スターバックスがあった空港!」と思い出し、「スターバックス!」と叫んだところ、ようやく意図が伝わったようで無事に目的地へ。
支払い時には「スモールマネー?」と言われて初めてチップ文化を知るなど、戸惑いだらけの朝でした。
英語が話せる心強い味方と合流
バリ空港では、今回の視察を共にする「風薫る神社なおきち」の佐藤さんと無事に合流。英語が話せる方がいるだけで、精神的に本当に安心できます。
そのまま東ティモール・ディリ行きのフライトに搭乗。小さな飛行機で揺れながらも、無事に東ティモールへ到着しました。
東ティモールの国際空港は「素朴」
ディリ国際空港に到着すると、そこは日本の地方空港よりも小さく素朴な建物。国際空港というより、まるで町のバスターミナルのようでした。
ですが、ここで現地の支援団体「ピースウィンズ・ジャパン(Peace Winds Japan)」の日本人スタッフの方々と無事に合流。ようやく「ここからが本番」という気持ちになれました。
焙煎所の見学と、市場での買い出し
まず案内されたのは、ピースウィンズの現地事務所と、そのすぐ近くにある焙煎所。
40kg対応の大型焙煎機がフル稼働しており、暑い中でも丁寧に作業されていたのが印象的でした。この豆は現地のカフェで使用されるそうです。
その後、市場とスーパーで数日分の食料を買い出し。地元の野菜や調味料を調達して、いよいよレテフォホへと向かいます。
“舗装されてない山道”を車で3時間以上
ここからが大変でした。標高1,500mの山奥・レテフォホまでは、なんと片道3時間以上。しかも道路は舗装されておらず、崖のような山道をガタガタ揺れながら進みます。
車が横転しそうなほど傾く場面もあり、まるでオフロードレースのような道のり。途中では農家さんが道端でコーヒーチェリーを天日干ししていたり、ロブスタ種とアラビカ種のコーヒーの木が並んで生えていたりと、興味深い光景にも出会いました。
ようやく到着、そしてまさかの停電
4時間近くかけて、ようやくレテフォホの宿に到着。辺りはすっかり暗くなり、標高は約1,500m。空気も澄んでいて、まるで別世界でした。
しかし、到着してすぐにまさかの停電。現地では電力供給が不安定で、こうした停電は珍しいことではないそうです。発電機を使って夕食を準備していただき、感謝しながらその日は早めに休むことにしました。
次回は「収穫体験編」へ
たどり着くだけで、すでに達成感たっぷりの一日でしたが、本当の目的はここから。次回はいよいよ、現地の農家さんと一緒にコーヒーの収穫体験に入ります。
お読みいただきありがとうございました。次回もぜひご覧ください!
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